平成27年度第3回定例会 一般質問要旨・答弁


平成27年度第3回定例会 一般質問要旨

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一、マイナンバー制度について

マイナー制度の導入に伴い、国民一人ひとり自分専用のホームページである「マイナポータル」という仕組みがインターネット上に新設される予定である。

この仕組みはいつから利用できるのか、区長に伺う。

また「マイナポータル」は、パソコンやスマートフォンを通じて利用できる仕組みだが、パソコンなどを持たずインターネットへの接続ができない方に対して、どのような配慮を行っていくのか、併せて伺う。

区長答弁

中澤議員のご質問にお答えいたします。

ご質問の第一は、マイナンバー制度についてです。

「マイナポータル」は、平成29年1月より、自分の個人情報がどのように提供されたのかを確認できる 情報提供等 記録表示業務が開始となる予定です。議員ご指摘のその他のサービスにつきましても、順次 開始していく予定につきましても、順次 開始していく予定となっております。

また、インターネットへの接続ができない方にも、「マイナポータル」を使っていただけるよう、国は公的機関への 端末機器の設置を検討しております。

現時点では、国の検討の詳細は明らかになっておりませんが、区民の皆様が利用しやすい場所へ端末機器を設置するとともに、覗き見防止などの プライバシー保護にも十分 配慮していく必要があると考えております。

「マイナポータル」については、国の動向を注視しながら適切に対応するとともに、制度全体の周知にも努めて参ります。

ニ、浅草における観光バスの問題について

浅草地域の観光バス対策の早急な解決を図るためには、観光客の利便性を考慮し、現在の二天門通りに加え、並木通りへの乗降場所の設置や、浅草寺近辺への乗降場所と休憩場所の機能を持った施設の設置等のハード面の整備を進めるべきと考えるがどうか、区長の所見を伺う。

また、観光バスにおけるルールづくりについて、乗降場所の許可制度等のソフト面での検討も進めてはどうか、併せて伺う。

区長答弁

ご質問の第二は、浅草を訪れる観光バスについてでございます。

まず、乗降場所の新たな設置についてです。私も議員ご指摘のとおり、新たな視点での乗降場所の増設は、観光客の利便性の観点から大変重要であると確認をしております。

そこで、現在、区では 乗降場所等の拡充について、並木通りや 浅草寺近辺ではでの道路等の活用も含め、様々な観点から検討を進めているところです。

また、交通管理者・道路管理者や関係機関との協議も、今後 併せて、行って参ります。

次に、乗降場所等のルールづくりについてです。

私は、浅草地域の観光バスの問題を解決するためには、乗降場所の利用許可制度など、一定のルールづくりを行うことが必要だと考えております。このようなソフト面に関する対策は、来年度策定する基本計画の中で、検討を行って参ります。

三、放課後の子供たちの過ごし方について

「放課後子供教室」は子供たちが安全安心に過ごすために必要であり、他区でも実施が進んでいることから全校で実施すべきである。そのためにも早期に検証を実施し、方針を策定すべきと考えるがどうか、教室長の所見を伺う。

教育長答弁

中澤議員の放課後の子供たちの過ごし方についてのご質問にお答えをさせていただきます。

私も議員ご指摘の通り、児童の放課後の安全・安心な居場所づくりは重要な課題であると認識しております。

教育委員会では、これまで千束小学校において放課後子供教室を実施し、来年4月には、新たなモデル事業として、こどもクラブの機能を含んだ放課後子供教室を石浜小学校において開設する予定です。

児童の放課後対策の方針につきましては、石浜小学校での実施結果を検証した上で、策定して参ります、

四、こどもクラブ等における配慮を要する児   童への支援の拡充について

こどもクラブの職員から、発達障害児や発達について気になる子供が増えていふとの現状を聞いた。

現在、こどもクラブ等への巡回訪問は松が谷福祉会館で行っているが、その回数を増やして、職員対象の研修や相談体制の充実を図る必要があると考えるがどうか、区長の所見を伺う。

区長答弁

ご質問にの第4は、配慮を要する児童への支援についてでございます。

議員ご指摘のとおり、発達障害児やその心配のある児童は、年々増加傾向にあります。

松が谷福祉会館こども療育室では、幼稚園、保育園、認定こども園や、こどもクラブに巡回訪問を行い、相談支援を実施しております。また、発達障害児の指導に必要な職員のスキルアップを図ることを目的に、本年度より、巡回訪問に併せて、幼稚園教諭や保育士等に対し、その対象児童をケースとした研修も実施をしております。

今後、配慮を要する児童への更なる支援に向け、巡回訪問の回数を増やすとともに研修などの取組みを強化し、相談体制機能を拡充して参ります。

五、動物愛護に関して

①犬猫の殺処分数は東京都や本区でも激減している。区では、しつけ教室や猫の不妊去勢手術費助成などを実施し、一定の効果を上げている。しかしながら、今後、飼い主の高齢化等に伴う犬猫の引取り数の増加が懸念されている。

殺処分ゼロに向けさらなる努力が求められるが、今後の取組みについて、区長の所見を伺う。

③隅田公園内にあるペットコミュニティエリアは平成26年度の開設から1年が経過した。そこで、現在の利用状況と今後の取組みについて、区長に伺う。

区長答弁

ご質問の第5は、動物愛護についてです。

まず、殺処分ゼロ達成に向けての取組みについて、区はこれまで、

動物の殺処分数を減らすために、

最期まで責任をもって 飼育することの大切さや、飼い主不明として 捕獲されないための所有者表示の徹底など、飼い主への普及啓発を実施してきたところです。

また、東京都が引き取る犬猫のうち、半数以上が子猫であることから、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費を助成し、殺処分数の削減に努めて参りました。

しかしながら、議員ご指摘のとおり、飼い主の病気や高齢化の理由で、やむを得ず引き取られる動物の割合は増加しており、殺処分ゼロを達成するためには、引き取られた動物の譲渡を推進することも重要と考えております。

今後は、新たな飼い主への譲渡推進に向けて、具体的な支援策を検討して参ります。

次に、ペットコミュニティエリアについてです。

ペットコミュニティエリアは、犬の飼い主のマナー向上と適正な飼育の推進を図るため、昨年9月より、隅田公園内に開設しました。

昨年度には、飼い主162名、飼い犬107頭が登録され、延べ約400頭の利用をいただいております。

また、施設の管理をペット専門業者に委託し、マナー指導や飼育相談等を通して、飼い主としての意識の醸成に取り組むとともに、利用者のコミュニティの場としても 活用されております。

今後は、利用者に対するアンケート調査を実施し、課題を整理するとともに、事業検証を行って参ります。

引き続き、利用者の視点に立った施設の適正な運営に努めて参ります。