令和6年 決算特別委員委員会 総括質問


1.広域交付の申請受付の拡充について
2.マイナンバーカードの活用について
3.クラウド型被災者支援システムの導入について
4.敬老に日 長寿の祝について
5.図書館について
6.区有施設での区民参加型避難訓練について

区議会公明党の中澤史夫です
総括質問をさせて頂きます。
私からは、6点質問させて頂きます。
はじめに、広域交付の申請受付の拡充についてお伺い致します。
令和6年3月1日から戸籍法の一部を改正する法律が施行され、本籍地が遠くにある方でも、最寄りの市区町村の窓口に請求ができ、ほしい戸籍の本籍地が全国各地にあっても1か所の窓口にまとめて請求ができるようになり、今までは本籍地のある役所に、申請を郵送で行い、支払いは郵便為替等を同封し、郵送される等の方法で取り寄せを行っておりましたが、結婚・相続などの行政手続きや各種申請手続きでの負担が軽減されるようになりました。
台東区は令和6年3月の一か月の申請数は547件、令和6年4月から8月末までの申請数は6,006件との事です。
現在申請の受付で、さかのぼり戸籍に関しては、午前中のみで後日交付としており、午後に来庁した場合、申請のために別日の午前中に再来庁しなくてはいけません。
午前中のみの受付の理由としては、国の戸籍情報連携システムの不具合により、本籍地の自治体に電話による確認が必要であるため、との事でしたが、後日交付ということであれば、
申請の受付時間を午後まで受付できるように拡充することにより、区民の利便性が図れると思います。
区長のご所見をお伺い致します。

私は今までにマイナンバー制度や、マイナポータルについて、制度の理解を得るための周知や相談体制の強化、マイナポータルに関しての周知や区としての今後どの様なサービスを展開していくのか等質問をさせて頂いておりました。
様々ご意見はあると思いますが、マイナンバーカードを活用したコンビニ交付、健康保険証・今後は運転免許証等カードを活用してサービスが受けられる体制が整いつつあると、思っております。
そこで、第2点目は、マイナンバーカードの活用についてお伺い致します。
令和6年度9月現在のマイナンバーカードの全国の保有枚数率は75.2%、東京都は72.7%、都道府県別で東京都は45番目、台東区は72.9%と特別区では9番目の保有率となっております。直近の数字を見ますと、令和4年度9月末57.1%、令和5年度9月末70.4%と保有率は上がっている事が見えます。
また、マイナンバーカードの返却については、令和5年度で945枚、内訳は、40枚は、自主返納、残りの905枚は
紛失などにより一度廃止するためとの事です。
自主返納の詳細は取っていないとの事ですが、使わないからとの理由があるようです、と審議の中で確認することが出来ました。
現在マイナンバーカードを活用した、証明書のコンビニ交付の割合は、住民票は令和3年度17.5%、令和4年度
22.0%、令和5年度は29.4%、印鑑証明については、令和3年度25.9%、令和4年度31.7%、令和5年度40.5%と年々増加している状況です。また課税証明については現在窓口、郵送、電子の三通りの申請方法があり、電子申請の割合は4.4%、課題はお急ぎの方が電子申請を行った場合、メールで申請、確認、郵送で証明書が届くため、時間がかかってしまう事が課題との事です。
令和6年度事務事業評価一覧表によると、業務システム標準化後に向けて税証明のコンビニ交付の導入を検討する。としています。
このように、マイナンバーカードを活用した、各種証明書のコンビニ交付が区民の方々がマイナンバーカードの利便性を実感できるサービスと考えます。
そこで、今後台東区としてのコンビニ交付の取り組みや
マイナンバーカードの活用方法についてどのように進めていくのか区長のご所見をお伺い致します。

第3点目、クラウド型被災者支援システムの導入についてお伺い致します。
国は、被災者支援業務の迅速化・効率化について、行政手続きの電子化や被災者支援のためのシステムの整備等が有効な手段の一つであるため、自治体の被災者支援に関するシステム整備促進を目的として、「クラウド型被災者支援システム」を構築し、令和4年度から地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が運用を開始しております。
クラウド型被災者支援システム導入の効果としては、住基情報をベースとして容易に被災者台帳の作成が可能となるほか、マイナンバーカードを活用して、罹災証明書や被災者生活再建支援金、災害弔慰金等のオンライン申請、自宅や遠隔地からの罹災証明書等の申請、全国のコンビニ等での受領が可能となります。また平時においては、個別避難計画の作成機能等も備えております、としてシステムの導入を薦めております。
そこで、区としてシステムを導入し、区民の利便性向上またマイナンバーカードの活用にもつながると考えます。
区長のご所見をお伺い致します。

第4点目、敬老の日、長寿の祝いについてお伺い致します。
現在100歳のお祝いとして、長寿者慶祝記念事業を行っております。昭和56年度から事業を開始し、平成18年までは、植樹事業を行い、平成19年より記念品事業へと変更し事業を行っております。目的は、年内に満百歳を迎える区民の方に記念品を贈ることにより長寿を祝い、多年にわたる社会の進展に尽くしてきた高齢者を敬愛する。となっております。
敬老祝い金事業は平成11年、敬老祝い品事業は平成12年に廃止となっており、財政健全推進計画や介護保険制度の開始に伴い福祉施策の在り方が大きく変わり給付事業などを見直し、限られた財源をいかに有効に活用するか等検討した結果廃止になったと審議の中で確認が出来ました。
そうは言われても、お祝いされるということはどなたでも
うれしい事と思います。
特にご高齢の方々は、今の台東区の礎を築いて頂いたと思います。その方々に区として感謝の気持ちを伝えることも大切であり、また伝えられた方々もうれしいと思います。
そこで、敬老、長寿の方に感謝を伝える事業を行うべきと考えます。
区長のご意見をお伺い致します。

第5点目は、図書館についてお伺い致します。
審議の中で図書館司書は25名、業務内容は収集、案内、相談、イベントの企画等されていることを確認させて頂きました。
先日、会派で、札幌市図書・情報館に視察に伺いました。
「課題解決型図書館」として、整備を行い、
常に最新の情報を提供することを目指し、蔵書の貸出機能を廃止しました。ただし、市内の他の図書館から蔵書を貸出・返却可能なカウンターを設置。
都心に集う人々をメインターゲットとしたこと、また、身近な悩み・課題の解決を支援するという観点から、館としての蔵書は仕事やくらしに関する資料・情報提供にテーマを絞り、具体的にはWork、マーケット情報・起業等、Life、医療・法律等、Art、現代アート等の大きく3分野に特化した棚を配置し、通常の図書館で多く所蔵される、小説・児童書のコーナーを設置しなかった。
会話可能な空間や、座席の事前予約が可能な環境を提供し、都心の知的空間として、過ごしやすい雰囲気づくりを心がける。
図書館の持つ調査相談機能や情報提供機能に関して、一般的な認知を高めるため、レファレンスにつながりやすい空間づくりや経営等に関する無料相談窓口の周知を心がける。
札幌市を訪れる人が集まる、都心部にふさわしい場となるよう、札幌・北海道の魅力発信のための郷土資料の配架や展示
取組・活動の工夫や特徴は
都心で人が集まりやすい特性や、働く人が利用できる時間といった要素を加味して、他の図書館よりも閉館時間を延長するとともに、ICタグの導入など、蔵書点検の時間短縮、休館日の減少につなげる
司書がそれぞれ担当の棚を持ち、横断的に協力しながら選書・棚づくりを行うことで、司書自身のやりがい向上とともに、棚の質の向上を図る
書架は来館者が直感的に手に取りやすいよう、
NDC分類によらず、担当司書がテーマに沿って並べることとし、定期的にお勧めの資料を面出しする「ハコニワ」、「知のかけら」といった取組を行う

最新の情報を提供するという意味での取り組みの一つとして、業界紙など90紙の新聞や、端末により閲覧が可能な24種のデータベースの提供、600種にのぼる雑誌の配架などを行っている。
300㎡程度のサロンスペースを活用して定期的に仕事や暮らしに関するセミナー等イベントを実施するとともに、連動した蔵書展示を行うなど、来館者の活字資料への誘導につながるような工夫に努めている。
また活動の成果の把握として、ICタグの導入や返却台の利用により、貸し出しを行わずとも、読まれる資料の傾向の分析が可能になっている。
などの取組を行っております。

興味を深掘りする仕掛けとして
オリジナルテーマは「大テーマ」「中テーマ」「小テーマ」と階層をつくり、総論から各論へと深掘りしていくことができる仕組みになっています。多くの図書館で採用している日本十進分類法(NDC)では1ヶ所に集めることが叶わなかった主題を、テーマを設定することであらゆる主題を越えて本を並べることが可能となりました。検索では見つけられない知的好奇心の連鎖を感じてください。
意図のある言葉として
「大テーマ」「中テーマ」は抽象度の高い誰にでもわかる言葉で表現し、「小テーマ」は棚の前に立つ人に投げかけるような言葉にしています。これらの言葉は恣意的なものではありません。それぞれのエリアに沿った意図で設定しています。オリジナルテーマは不変ではなく、時代に合わせて柔軟に変化する棚であることも図書・情報館の特徴です
また、図書館の空間も各コーナーを三角形で構成されていることで、フロア全体が見渡せるようのなっており、この特徴的なつくりで、1200㎡ほどの公共図書館としては狭いとされる面積を最大限に生かす工夫をしていたり、先ほどの取組にもありましたが、通常は複数人で1つの本棚を構成しますが、「札幌市図書・情報館」では、1つの本棚は1人の司書が担当し、本棚に並べる本を選ぶとき、初代館長の浅野さんが司書にリクエストしたのは、「悩んでいる友人に紹介するような本棚」を作ること。
例えば、家族の病気を調べに来た人のために、近くに治療費やメンタルケアなど、関連する本を置くことで、あちこち探さなくても必要な情報を得られるようにという思いが込められています。
ある司書は本棚を「花壇」に例えたのだそうです。
水をあげ、雑草を抜いて、丁寧にお世話をするように愛情を持って本棚を作っているのですね。
他にも、司書が選んだ本が期間限定で紹介される「ハコニワ」コーナーや、思わず本を手に取りたくなるメッセージにもご注目、という記事もあります。

「札幌市図書・情報館」は、図書館とは異なった取り組みを行っておりますが、このような取り組みも参考にされて、
来館された方が、目的の書籍が見つけやすい、また、時世にあった書籍の特集など、本の配置を工夫したり、ポップを活用することで、区民の方がより楽しく図書館を利用できると考えます。
教育長のご所見をお伺い致します。

最後に区有施設での区民の方との避難訓練についてお伺い致します。
令和4年度予算特別委員会の総括質問で、生涯学習センターでの、避難訓練コンサートについて質問し実施をして頂きました。令和4年度は、110名の参加、また令和5年度は
188名の参加で開催し、アンケート調査から、避難階段の場所がわかってよかった、避難経路が分かりにくかった、避難階段が暗かった等ご意見を頂き、階段の修繕や照明器具の清掃など改善を図ることが出来ました、と審議の中で報告を受け、区民参加型の避難訓練の実施がとても重要であると確認することが出来ました。
そこで、区民館や浅草公会堂等、多くの区民が利用する区有施設において、区民参加型の避難訓練を行うことが重要と考えます。
区長のご所見をお伺い致します。
以上で私の総括質問を終了致します。
ご清聴ありがとうございました。